ガン宣告の夜の私のマンション。

突然の『スキルス胃がん宣告』をされ、何事もなかったかのように…



スタッフ、お客様に、バレないように、過ごし…



…てるところに、妹が登場。



『鍵かして!!お父さん、お母さんも向かってるから。』と。



さすが妹。(突然だと部屋が汚いだろうという、優しさ。笑)



仕事を終えて、マンションに帰ると…



なんだか、すでにオーラが暗いというか…異様な空気を放つ両親と、妹がいた。



  

一通り、どういうことなのか…先生に言われたことを、たんたんと全部話し。



少しおくれて、姉と、彼氏も、到着し…



また、一通り同じ話をした。



ドヨーンとした空気の中で。




8畳の一部屋に、大人6人が集まり、『ドヨーン。』とした空気の中…話す話が重すぎて、それだけで、苦しかった。苦しすぎた。



いつも、笑わせる側の私も、さすがにここでは、全く笑わせるネタとか、笑うとか…笑顔すら作れなかった。



まぁ、こんな時でも、『ご飯食べなさい!!』という、母がいて、質問しながら、聞きながら、食べながら、何が起こったかわからない状態で、話してたのを覚えています。



さすがに、『パニック』になってたというか、『現実』と受け止められてない私だったけど、私のマンションに家族が全員集合してる現実から、どうやっても抜け出せず…




『余命が、短いんだって…』と、言った瞬間に、大粒の涙があふれでたのは忘れません。



怖くて、泣いたのは、初めてでした。



そして、自分のために泣いたのも、初めてだった気がします。




《キヅキ》

家族ってすごいな。と。

家族の『愛』ってすごいな。と。

何か、誰かに起こった時は(イイ事も、そうでない事も)、こういう、『スーパーマン』みたいな人でいたいと思った!!

そして、こんな状況でも、『ご飯食べなさい!!』と、いう母の愛はすごいと思った!!

小さい頃から、両親にとがめられる時は、いつも下を向いて『泣き真似』の演技をする事に全力を注いでたけど、今回ばかりは、はじめて『本泣き』だったわ。笑