ガン宣告の次の日にやって来た母。

振り返って、ブログを書いているのですが…



思い出しても、この日が強烈に印象に残っています。



住んでる世界が…

今まで見ていた世界が『ガラッ!!』と180度、変わったから。変わって見えたから。



この日のことは、強烈な印象として残っています。



仕事終わりに、『今、吉祥寺に、むかってます。』と、母からのメール。



『いやいや、そんな、すぐ死ぬわけじゃないから…大丈夫だよ!!』なんて、返信して、母が来るのを待つことに。




仕事(まだ、この時点でスタッフには話してません。)終わりに、いつものように駅までいき、いつものようにダラダラブラブラと買い物するつもりが、



いつもの…



毎日ある、変わらない光景が…



同じ空気、同じ雰囲気…全てが昨日と、何も変わっていないのに…



私には、『モノトーン』にしか見えなくなってました。




涙が溢れて来てるのを我慢して…



グルグルしながら母を待っていたのを覚えてます。




茨城から出て来た母親と合流。『山下キヨシ』かっ!!って思うほどの、荷物を抱えた母がいました。両手と、背中にすごい荷物で…



昨日とは違って、どこか吹っ切れて…『◯◯ちゃん❤︎』って、手を大きく振ってて。




その姿に、止めていた涙が溢れて溢れて止まらなくなりました。




やっと、『現実の現状に恐怖』を感じた私と、1日で、『気持ちを切り替えてきた』母。



切り替えたと言うよりは、きっと、自分が落ち込まない。って決めたんだと思う。



『もう、闘うしかないんだから!!大丈夫!!大丈夫!!』



その、明るさが、辛くて、申し訳なくて…



オエオエ泣きました。




《キヅキ》

『世界がひっくりかえる。』って、『想像しなかったことがおこる。』って、本当にあるんだと。そして、その日をさかえに、今まで見てきた、ごく普通の日常が違うものに見えることを知りました。


そして、母親の大きさを知りました。本当の、大きな愛。この人と、私のへその緒は、繋がってたんだと実感しました。


にしても、小さなカラダに、これでもかというくらいの、荷物を抱えて茨城からきたと思うと…本当に、今思うと、ちょっと笑えました。笑